理事長メッセージ


 

介護の仕事は、
需要がある専門職であり、
今後ますます身近で頼りにされる職業です。

 
  昨今はマスメディアでも報じられている通り、どの業界でも人材不足の時代です。介護業界の職員数は時代のニーズに伴って全国的に年々増加しておりますが、それでも人材不足の業界です。厚生労働省が発表している需給推計(2018年5月発表)において、団塊の世代の方々が75歳を迎える2025年には、全国で33.7万人の介護職員が不足しているとされ、ここ福井県においても、100%の需要に対し、91.1%の供給しか出来ないと推計されています。家族の介護の為に「介護離職」を余儀なくされる現役世代の方々がますます多くなってくるかもしれません。この様な現状を踏まえ、国も介護福祉士をはじめとする介護職員の社会的地位と給与水準を上げる政策を近年推進しており、当会でも、現在は介護職員の給料を月額にして一人約40,000円アップ(半期ごとの処遇改善手当含む)する事が出来ています。また、景気に左右されず安定しており、需要のある専門職であるため、年齢を気にする事無く、自分が働き続けたいだけ働く事が出来る仕事であると言えます。当会においても、65歳以上の現役職員は全体の約2割に上っています。今後ますます高齢者が増えてくる中で、介護の仕事は、家族、親族、友人、ご近所等から、その知識、技術、経験、情報は大いに頼りにされる職業になってくると思われます。
 

東陽会は、
「明るく」「楽しく」をモットーに、
職員の働き易さを追及しています。 

 
 当会は、職員の働き易さの追及にも取り組んでいます。例えば、職員間の情報共有の促進や業務負担を軽減すべく、介護記録や事務処理にはタブレットを導入し、機器操作が苦手な方でも容易に扱えるように運用を進めています。福利厚生面では、施設内に託児所を設けて、育休明けのママさんが、まだ小さい我が子がすぐ近くにいる安心感の中、働きなれた職場へすぐに復帰する事もできています。また、指定する病院・介護施設で職員、そしてその職員と同居するご家族を対象とした医療費補助や施設利用料補助等も行っています。職員とその生計をともにするご家族を少しでもサポートしたいと考えているからです。
 私達の仕事は、ご入居者、ご利用者への「寄り添う、気持ち」を大切にして、地域から頼りにされる介護のプロを目指し、「笑顔」と「感謝」を頂きながら、福祉社会に貢献する仕事です。この様な遣り甲斐と使命感のある職場で、「明るく」「楽しく」をモットーに、一緒に成長し働いて頂ける人財を求めています。介護業界経験者の方はもとより、福祉の仕事に興味を持ち、前に進み出している方の「やる気」も私達は心から歓迎いたしております。
 

社会福祉法人 東陽会
理事長 齋藤 みどり