内部研修
介護施設での救命救急を学習!
9月26日(火)に救命救急の社内研修を行いました。
東陽会では、救命救急(心肺蘇生法・AED使用方法・気道異物の除去方法)
について、毎年、消防署の職員の方を講師に実技指導を受けております。
今回も、鯖江・丹生消防組合の署員の方々に来て頂きました。
毎年、実技指導を受けるので、職員の中でも初めて実技を体験する人はほぼいません。
救命救急を必要とする事態が起こることは、日常の中で滅多にありません。
しかし、救命救急を行う事態が全くないわけではありません。
その様な状況に直面した時、頭の中ではわかっていても、素早く実行に移せるかどうかは
やはり、訓練の繰り返しがとても重要です。
AEDを設置している施設として、いざという時は有効利用できなければなりません。
毎回、救命救急の社内研修では、知識・技術の再確認を行うために、たくさんの職員が参加しています。
署員の方の「心室細動と救命率」の話では、
分遣所から、ことぶき荘までは、救急車の到着が約10分かかり、
蘇生のチャンスは1分経過ごとに7~10%低下するらしく
救急車到着までの素早い判断と胸骨圧迫の正しい理解が必要になります。
実際の現場では、119番通報が発生から30分も経ってから呼ばれる事もあるそうなので、
指示判断をすぐに仰げない夜勤帯等では看護師への連絡よりも
119番への通報を急ぐ事も頭に入れて下さいと説明がありました。
また、デイサービス等で入浴中のご利用者が急に倒れてしまった時に
急いでAEDを使用する場合、濡れた浴室内から脱衣場まで移動し
ご利用者の濡れた体を素早く拭いてパットを装着する事だけでなく、
自分の足等も当然濡れているはずだから、万一自分が感電してしまわない様に、
自分の足も拭く事を忘れないで下さいと、
介護施設で起こりうるであろう状況も交えて多くの事を学ばせて頂きました。
鯖江・丹生消防組合の署員の方々はとても気さくで話しやすい人達ばかりで、
職員も疑問に思った事をその場で次々質問でき、講習会はとても有意義なものになりました。
鯖江・丹生消防組合の署員の方々、大変ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします。
