社内研修
認知症についての研修
3月度の社内研修を27日に行いました。 
 
1月、2月度の社内研修は大雪の影響もあり開催できませんでした。 
 
今回の研修は、福井県立すこやかシルバー病院の認知症看護認定看護師 
 
河合明泰 氏 を講師にお迎えして認知症研修を行いました。 
 
講義内容として、 
 
・認知症の基礎(認知症の将来推計・定義等) 
・四大認知症の特徴 
 (アルツハイマー型認知症・脳血管型認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症) 
・アルツハイマー型認知症の経過と段階を踏まえた看護支援の在り方 
・認知症の治療薬 
・BPSD(認知症の行動・心理症状の理解とアセスメント・予防・環境整備・看護方法) 
 
の講義をうけました。 
 
 
 
 
また、 「せん妄」についての講義もして頂けました。 
 
 「せん妄」とは、 意識障害が起こって頭が混乱した状態を示します。 
 
 病気や薬の影響、環境の変化などによって起こるそうです。 
 
高齢者に多く見られ、 
 
一般病棟では10~15%、内科病棟では15~25%の患者さんが入院中にせん妄を経験するそうです。 
 
時間が分からなくなったり、幻覚を見たり、暴れたり暴言をはくなどの興奮した症状がでるようです。 
 
高齢者は、加齢に伴い、適応能力が減少していくので、環境の変化や薬物の影響を受けやすく、 
 
せん妄を起こしやすい状態である事を理解し、その人にとって心地よい環境を整える事や 
 
日常慣れ親しんだ事を遮断せず、 
 
日常会話の中にも時間や季節の話題を織り交ぜていく事が大事であるとわかりました。 
 
今回の研修で、今後の認知症ケアに活かせる知識が参加者の中で共有できたと思われます。 
 
 講師にお越しいただきました、河合明泰様、ありがとうございました。
 2018/03/29